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(HQ|R18) セックストイを使わないと出られない部屋

第6章 ラブシロップ


【ラブシロップと岩ちゃん】
♡ お相手は彼氏のいる幼馴染


≫一side


気がつけば俺は幼馴染であるいちかとこの空間にいた。さっきまでの記憶は互いに曖昧で現実を受け入れるのも時間がかかった。

絶対ヤバいやつだろうと思って遠ざけていた白い箱も開けずに済むわけもなく二人で見た箱の中には小瓶が2本入っていた。どきついピンクのパッケージ、明らかに怪しい雰囲気が漂っている。

「ラブシロップって書いてるね?媚薬的なやつかな?」
「知るかよ」
「挑発的なパッケージだね。苺味って書いてるし飲んでみようか」
「おい、やめろって」
「だって喉乾いてるんだもん。大丈夫、死なないから」
「おい…っ」

いちかは俺の制止も聞かず蓋を開けて口をつけた。こくんと喉を鳴らすと驚いた顔をして俺を見た。

「あ、美味しい…。一も飲んでみなよ」
「いやこれ絶対やばいやつだって」
「でも飲まないと出られないでしょ?効くか効かないかは別としてとりあえず飲んでみて」
「マジかよ」

いちかは躊躇うことなく飲み干す。俺はため息をついた後、後に続くように一気に煽った。確かに味は悪くない。苦しくもなんともなかったけどその後で体の中がカァァと熱くなるのを感じた。

「媚薬系かなぁ」
「かもな。…なんか気持ち悪ぃ」
「仕方ないよ。とりあえず効いてくるまで話でもしようか」
「まぁ…、無言ってのも嫌だしな」
「こうやって話すのいつぶり?」
「分かんねぇ」
「お互い恋人できたら疎遠になっちゃてたもんね」
「そうだな」
「私もこれからデートだったんだけどなぁ」
「隣のクラスの奴だっけ?まだ付き合ってんのか?」
「うん、付き合ってる。…でも一応ってとこかな」
「なんだよ、一応って」
「多分浮気されてるから。この前見ちゃったんだよね、別の子と手繋いで歩いてるの」
「マジかよ。ありえねぇな…」
「一は?彼女とはどうなの?」
「とっくに振られてるわ。バレーばっかでつまんないって」
「わぁ、そんなこと言っちゃうの?なかなか酷いね」
「今は及川に片想いしてんだと」
「あはは。笑えないけど笑っちゃうね。酷すぎて」
「だから初めから言ってたんだよ。俺にあんま期待するなって」
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