• テキストサイズ

(HQ|R18) セックストイを使わないと出られない部屋

第5章 ローション


後処理もせず俺もベッドへと雪崩れ込んだ。ふやけた顔の先輩と目が合うといつもように優しく微笑む。

「このことは皆に内緒だよ」
「さすがに言えるはずないです」
「ねぇ、赤葦君」
「なんですか?」
「私のこと、好きだったでしょ?」
「そうです。てっきり木兎さんと付き合ってると思ってたので」
「誤解も解けてよかった。ね、私たち、付き合おっか?」
「先輩、順番が逆ですよ」
「いいの。だってこんなアクシデント想定してなかったんだもん」
「それは確かにそうですけど」
「それで?返事は?」
「俺でよければお願いします」

見つめ合ってキスへ流れそうになった時、突然、ゲームをクリアした時のようなファンファーレが鳴り響き【おめでとうございます!お二人の仲良しが確認されましたのでドアが解錠されます】とアナウンスが鳴り響いた。

急に現実を突きつけられて二人で笑いあった。なんの悪戯かは分からないけど最高の展開に俺は夢じゃないことをただ願った。

fin.
/ 66ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp