桜舞い散る君想ふ【ONE PIECE/鬼滅の刃等短編集】
第23章 3秒先はあなた色【宇髄天元】
〈おまけ〉
「おっはよー!!宇髄さんに告られた?」
「…んえ?!な、何で…?!」
「何でって…宇髄さんがあんたを好きなのは有名な話だったし…。誕生日までに落とすってみんなの前で他の男を牽制するために言ってたからここのオフィスの人みんな知ってるよ?」
「……嘘でしょ?」
「ほんとほんと。その顔は無事にカップル成立したみたいね!良かった〜!これで宇髄さんの嫉妬でオフィスの空気が凍りつくことも無くなるのね!!」
「え…へ、あ、あの…」
「絶対喧嘩しないでよね!じゃね〜!」
朝話しかけられた同期との会話で全てを悟った私は暫くオフィス内でニヤニヤと好奇の視線に晒されたのだった。