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【Dグレ夢】TRICOLORE【長編】

第20章 第十九話 黒の教団壊滅事件再び!?


ガッと頭を掴まれた2人は、そのまま頭をぶつけ合わされた。

「周助!」
「神田!!」

その声に反応して、クロウリーがダッと彩音を抱いたユキサへと向かう。
彩音をスノーベルに預けて、ユキサがシールドを張った。
バリンという音と共にいとも簡単に破壊されてしまうが、ユキサは飛んで逃げる。
クロウリーも羽を羽ばたかせて、ユキサを追った。
追ってきたクロウリーに向けてユキサが踵を落とす。
しかし素早い動きでそれを避け足を掴まれ、ジョニーがいる近くの地面へと叩きつけられた。

「ッ…!!!」
「ユキサ!!」

クロウリーがジョニーへも視線を向け、襲いかかる。
振りかざした拳をアレンが退魔の剣で受け止めた。

「なんだか懐かしいねクロウリー…。僕ら、初めて会った時もこうやって戦った…!」

アレンがクロウリーの腹へ拳を入れる。
すみませんと小さく謝罪した時、クロウリーが何かを吐き出した。
なんだ!?と思った瞬間、クロウリーがアレンを思い切り殴り飛び去っていく。

吐き出された物を見て、ジョニーがあ!と叫んだ。

「追っかけてみんな!これ、今クロウリーが吐いたこれっ!!」

コムビタンDの原液が入ってた容器の蓋だよ!!
ぐったりしていた全員がぴくりと反応する。

クロウリーが。
コムビタンDを飲んだ…感染源!?!?

「まぁぁてぇぇーーーーー!!!」
「わ、まって!」

走り出したアレン、神田、不二にまだ走れないんだよー…と声をかけたジョニーを、ユキサが掴み上げる。
ジョニーがありがとうとユキサにお礼を言っていると、何故か3人が戻ってきた。

「3人とも!?どうし…」
「逃げろぉぉぉぉぉ!!!!!」

スノーベルに掴まれたままの彩音が見たのは、3人の後ろから元帥+団員たちが襲ってくるところだった。
キャーーーーーー!と悲鳴を上げながら、7人は全力で逃げた。
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