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【Dグレ夢】TRICOLORE【長編】

第20章 第十九話 黒の教団壊滅事件再び!?


流石に女性には手を出せないと除外されたユキサ、(今は女性の)不二、そしてリナリーが縛られた面々を見て呆気に取られた。
コムイの傍には、コムリンEXがおり、そのコムリンEXによって全員縛られたのだ。

「ニャニャニャー!!(みんなを放して兄さん!)」
「リナリーそれコムリン…」
「ニャ?『ニャア』?」

ガシャガシャとコムリンを揺らすリナリーの言葉を聞き、キミたちボクのリナリーで一体何のプレイを…ッ!と火に油が注がれた。
不可抗力だ!と訴えるリーバーの前に、ユキサが立つ。

「コムリン…お願い、神田だけでも放して」
「ユキサーーーー!?」

何故神田だけ…!?
うるうると涙を浮かべた猫耳猫尻尾ユキサを見て、コムリンが頬を染める。
そしてぐいっと神田を拘束から引っ張り出し、ユキサへと渡した。

その瞬間、なんとユキサが神田を抱きしめて頬をスリスリと擦り付けたのだ。
嬉しそうに尻尾も揺れている。
当然だがその行動に神田はピシリと固まった。

「え!?ちょっとユキサ!?!?」
「…?なに…?」

彩音の言葉にきょとんとするユキサ。
その瞳が薄暗い部屋で瞳孔が開いて光っているのを見て、まさか…と一行が冷や汗をかく。

ユキサの猫化が進んでいる!?
よくよく見れば彩音もたまに無意識に毛づくろいをしていた。



「し、室長!!感染ってどういうことなんですか!?」

早くこの事態をなんとかしないと、ユキサと彩音も大変な事になる。
幸いユキサは今は落ち着いているようで、ただ黙って神田を抱きしめているだけだった。
神田は気が気じゃない状態のようだが。

リーバーに問われて、コムイがうーん…と考え込んだ。

「それはこっちが聞きたいよ。アレをボクから取り上げて隠したのはリーバーくん達じゃないか」

え?と科学班メンバーが首を傾げた。
コムイから取り上げた物が多すぎて、何の事だか分からない。
ぐちぐちと文句を垂れるコムイの言葉を聞きながら、リーバーがハッと思い出した。

「コムビタンD!!」
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