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【Dグレ夢】TRICOLORE【長編】

第20章 第十九話 黒の教団壊滅事件再び!?


バタン!と扉が開き、様子がおかしい団員たちがぞろぞろとやってくた。
不二の言葉に神田が瞬時に反応し、マリに蹴りを入れる。
開放されたユキサがすぐに羽を発動し、神田を抱いてその場を飛んだ。
リナリーも近くにいたブックマンを肩に乗せ飛んだが、残りのメンバーは団員たちに押し倒されてしまった。
彩音はスノーベルが運んでいる。

「周助!?」
「アレンたちは!?」
「ちっ、やられたか!?」

カッと光が見える。
ごめんなさい!という謝罪と共に、アレンが神ノ道化<クラウン・クラウン>を発動した。
不二たちはアレンのそのマントの中で難を逃れていた。
アレンの神ノ道化<クラウン・クラウン>で吹き飛ばされた団員たちが叫び声を上げるのを聞いてアレンがまた謝罪をしていた。

「逃げるぞアレン!!」

物凄い速さで襲ってくる亡者から、一行は必死に逃げた。



「あいつら、どうしちゃったんさ…!?」
「うじゃうじゃいやがるな…」
「飛んでても襲いかかってきたから怖い…」
「何かゾンビ映画を見てる気分…」
「見てるだけじゃなくて参加してる側だけどね僕たち」

ユキサが神田を、頭に彩音を乗せた不二がラビを抱き上げながら窓の外を見る。
今アレンたちはとりあえず隙を見てとある部屋に逃げ込む事に成功した。
まさかまた敵襲ですか!?と焦りを滲ませたリンクの言葉に、科学班が否定する。
科学班の直感で、これはコムイが関わってる気がするとリーバーたちが言った。

ふぅ、と息をついてユキサがアレンの隣へ座る。
腕の中にはもちろん神田がいて離せと藻掻いているが、本人はなかなか離そうとはしない。

「噛まれると傷口から感染してああなっちゃうから気をつけて」
「感染?」
「あぁ、やっぱりそういう類のもので…」

横から聞こえてきた言葉に彩音と不二がそう返事を返して、ぴたりと動きを止める。
なんか聞き覚えのある…と振り向いた所で、リーバーが確保ぉぉぉ!!!と叫んだ。

程なくして、声の主・コムイを捕らえようとした者たちが全員縛られた。

「これがボクの仕業だって?そんな事するはず無いじゃないか!」

キミたちがボクをそーゆう目で見てたとはね!とコムイが涙を流す。
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