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いつかふたりで 【呪術廻戦/狗】

第2章 君を想う




棘はまだ瞳を固く閉じたままの唯を見た。
医務室のベッドに横になり、眠る彼女。
ようやく発情〈ヒート〉も治まってきたようで、静かに眠る。左腕にある点滴は、抑制剤。

思わず手が伸びた。棘は、横になり広がる唯の髪をゆっくりと撫でる。


ーー君が好きだと。
  番に、なりたいと。


迷う事なく、素直に伝えていたのなら。

俺が、君の番になっていたのなら。


君を守る事が出来ていたのだろうか。
君を救えたのだろうか。





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