第1章 幼馴染のあいつ【松田陣平】
松田side
小学生のころ、俺は萩の姉ちゃんこと千速に恋をしていた。
けどその恋は気が付けばひとりの女に変わっていた。
櫻。俺と萩のもう一人の幼馴染。
想いを伝えられず気が付けばお互いに社会人になり連絡すら取れないで25歳になっていた
「じんぺーちゃん、今日久々に飲みに行かね?」
「おう」
櫻を想っていても手に入らないとわかっていた。
だから今まであいつに告ったこともなかった。この想いはあいつにばれたくねえと、高校、大学といろんな女と遊んできた。
ーーーーーーーーーーー高校生-----------
休日に買い物に付き合えと言われついていくも、今のオンナに櫻といるところを見られかなりめんどくさいことになった
オンナ「誰よその女!!」
松田「あー、幼馴染」
オンナ「私がいるのにほかの女と出かけるなんて信じらんない。別れる!!」
松田「へーへー」
連絡も今やっていることもこと細かくやらないと怒るめんどくさい女だったから別れられてラッキーくらいにしか思っていなかった
「また別の彼女?」
「櫻には関係ねえだろ」
「そうだけど、彼女いたんだ。」
「今別れたし彼女じゃねえよ」
「ごめんね。彼女いたのに買い物付き合わせて…」
「俺が来たくて来たんだから気にすんな」
「でも女の子で遊ぶのもいい加減にしなよ。いつか刺殺されそう」
「誰が」
「じんぺいが」
「フーン。どうせ殺されるならいい女に殺されてえな」
「もう好きにすれば。」
手に入るはずもない。どうせ俺たちはただの幼馴染