第2章 氷の女の正体は
宇髄は合同任務でまた玲華と一緒になった。相変わらず、他の隊士とも話さず、浮きまくっている。
「よぅ。」
宇髄は片手を上げながら、彼女に近づいた。
「、、、音柱様、お久しぶりでございます。」
「この間も一緒だっただろ。」
「、、、失礼します。」
玲華は一礼すると、他の隊士に紛れてしまった。
(どうやら派手に振られたな。)
宇髄はここまでくると面白くなってしまった。宇髄は大柄で、見た目で怖がられる事もあるが、話してまで怖がられる事はほとんどなかった。
(あいつの鉄仮面、外してみてぇ。)
宇髄はウキウキした。宇髄は彼女の表情を出すべく、動き出そうと考えていた。