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氷の華【鬼滅の刃/宇髄天元】

第1章 氷の女


「氷見玲華?あぁ、あの少女か。覚えているぞ。」
たまたま会った煉獄に彼女の事を聞いてみた。
「氷の呼吸というのを使っていたぞ。花の呼吸に似た、実に繊細な技だった。恥ずかしがり屋なのかあまり話してくれなくてな。蝶屋敷にいるようだから、胡蝶に話しを聞いてみたらどうだ。」
彼女は蝶屋敷で世話になってるらしい。今まで会ったことあったか、と考えつつ、宇髄は煉獄と別れた。


「玲華ですか?蝶屋敷におりますよ。」
御館様の屋敷で胡蝶を見つけ、彼女の事を聞いてみる。
「彼女が何か?」
「いや、音が普通と違う気がして、気になってな。蝶屋敷にいるなら、胡蝶が何か知ってるんじゃないかって煉獄に言われて。」
「、、、詳しくは言えませんが、彼女は心に大きな傷を抱えています。興味本位であれば、彼女に近づかないでください。」
胡蝶ははっきりとした声で宇髄に言った。そしてそのまま青筋を立てる。
「もし彼女に何かするつもなら、ただじゃおきませんよ。」
宇髄は、頷くしかなかった。
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