第2章 ー図書室ー
この船に乗って、二日たった。
まぁ、船の中も大分歩いた所でこれからドレスローザへ行くために、この島の事を知っておこうと、図書室に向かった。
ーroomー
図書室の前に着いた。
そこには、ドカッと腰を下ろして寝ているロロノア屋がいた。
まぁそんな奴はほっといて中へ入った。
(ロビン)あら、ローじゃない!!
(ロー)ドレスローザについて少し調べようと思ってな…。
(ロビン)あらそう。下調べも大切だからね。
大人っぽい顔が、幼い子のような笑顔に変わった。
俺は動揺していたせいか、ドレスローザとなんの関係もない本を取ってしまった。
ますます焦ってしまった。
すぐさま本を戻そうとしたが、遅かった…
(ロビン)ロー?ドレスローザについての本を読みたかったをじゃなかったの??
さすが、本を把握しているせいか、すぐにバレてしまった。
動揺して何も喋れなかった…。
(ロビン)その本のお話し、知ってる?
と言って、俺の隣に座ってきた。
(ロビン)このお話し、面白いのよ?
竜と虎が美しく女性に惹かれてしまう…。
少し神話の混ざったお話しね。
読んでみてもいいかしら??
もう、断る事は出来なさそうだ…。
(ロー)あぁ、聞かせてくれ……
(ロビン)フフフッ…じゃあ読むわね。
これは、ギリシャ神話のお話し。
昔、アテナという知恵と技術の女神がいた。
その時アテナの国づは戦争が起きていた。
アテナは戦いを司る神だけど、無意味な争いを嫌い、守りの戦いを好んだといわれている。
だからアテナは国を守るため、国の入口の門に守りを着ける事にした。
その守りをアテナは、
(百獣の王 虎)
(天空の王 竜)
の、どちらにするかを迷っていた。
だが、2体の虎と竜は優しいアテナに惹かれてしまった。