第13章 弄玩

ローエンの足がぴんと伸びた。

「ンッ！ んん……っ」

を抱き締める手にも一層力が入ったかと思うと、くにゃりと力が抜ける。

ローエンの自身が懸命に押し付けられていた箇所には、少量の白濁液が絡みついていた。

は、ふーふーと呼吸しながら脱力するローエンを優しく撫でる。

ローエンはしばらくの間気持ち良さそうに抱きついていたものの、おもむろに顔を上げた。

「ねえ。はずっとここで働くの？」

「ずっと……かどうかは分かりませんけど、しばらくはそうなるでしょうね」

「ずっといたらいいのに」

ローエンの言葉にが苦笑していると、小さな両手がそっと頬を挟む。

ローエンのつんと尖った薄ピンクの鼻先がの顔に近づいたかと思うと、

「頑張ってね」

無防備な唇にちゅっと口付けをした。

ローエンの微笑む顔を見ていると、の頬は知らず知らずのうちに熱く変わる。

「わたし……」