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首輪をつける

第20章 最終日


短く息を弾ませながら甘ったるい匂いの漂う首根っこに歯をやれば、口元を歪ませて笑った。

首に這う柔らかい手の動きに、は嬌声を洩らす。

「ン……っ」

カルファはくしゃりと笑って、の首筋に付いた歯の突き刺さった痕を指先で擦る。

「は……同族にやられたのか? お前のここ、もう痕あんじゃねえか」

は馴れ馴れしく触るカルファの手を振り払い、身体を捩った。

「関係、ないでしょう……」

「へーへー。まあいいや、俺ももう準備出来たし」

カルファが身体を起こす。

の非難がましい視線を浴びながら、下着を下ろした。

ベッドに膝立ちになり、熱い息を漏らす。

昂った男根が空気に晒され、ふるりと脈を打った。

「……ん? どーよ、俺のは」

カルファはに顔を向けてへらりと笑い、距離を詰めた。
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