第19章 背徳
「だ、ダメ……、お願い、これ以上は、許してくださ、あ、ぁああああっ!」
の腰が大きく揺れ、下半身が熱く弾けた。
「おや……」
激しく反った下腹部から潮が噴き出す。
熱い飛沫がシーツを濡らした。
「うううぅっ……ぁあ、あ……」
は身体を震わせ、目を見張る。
「気持ち良いんですね? 恥ずかしがらなくて良いんですよ、ほら私にもっと、身を任せて下さい!」
の体を貪るように、硬くなったモノで奥を抉る。
「ああぁあああッ!」
の身体中に快楽が走る。
かくんと頭を垂れ、そのまま意識を失った。
「……気絶しましたか。まあまだ夜は長いですし……目を覚ますのを気長に待ちますよ」
サピルーンはにこりと笑い、を抱える。
抱き締めながら、の肌を撫でる。
胸に手を滑らせ、皮膚の下の骨を触り、興奮に荒い息を漏らした。
「ああ……このまま奪い去ってしまいたい、貴方が私以外見えなくなるまで、他の人の名前など呼べなくなるまで、愛し続けたい」
うっとりと洩らし、の中に埋まった剛直を脈打たせた。