第2章 狂愛 死柄木弔
「はぁ…はぁ…っ…ご…めんなさい…っ…本当に切るつもりはなくて……。」
ただ、少し怯えてくれれば…と思っただけだった…。恐怖で息があがってしまった。
死柄木「!…」
彼も、黒霧と呼ばれる人も驚いていた。
「ご…ごめんなさい…っ…。」(殺される…っ…。)
目を瞑り、俯いてしまった。
死柄木「…お前…名前は?」
「…え…?」
死柄木「名前。」
「っあ…菜月…です…。」
死柄木「…そうか、菜月。お前、俺達の仲間になれ。」
「!…」
死柄木「返事は、はい。だけだ。首を横に振った瞬間、お前を殺す。」
「は、はい…。」(お、脅し…。)
それから…彼らと過ごすことになったのだけれど……のちにテレビで、彼らが「ヴィラン連合」だということを知る。