第15章 生意気生徒 爆豪勝己
窓を飛び越え、私の隣に立った。
「煙、制服につくよ?疑われるからあっち行きな。」
爆豪「…」
「!…ちょっと!」
私から煙草を取り、彼は口をつけて息を吸った。
「!…ばっ!!」
爆豪「っ…けほっ…。」
「すぐ吐いて」
爆豪「ふーっ。」
「っ…。」
焦っている私を他所に、彼は私の顔に向かって煙を吐いた。
「…吐いてとは言ったけど…なんで顔に向けて吐くかなあ。」
爆豪「…よくこんなまじぃもん吸ってんな。」
「高校生が煙草吸うな。」
すぐに取り上げ、携帯灰皿で火を消して吸殻を入れた。