第14章 好きなくせに 爆豪勝己
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それからも、見かけたとしても話しかけることはしなかったし、しつこくしなかった。会話も必要最低限のみ。
「…あぁぁぁ…辛いぃぃ…抱きつきたい話したいぃ…。」
特訓が終わり、エレベーターに乗って4階のボタンを押した。
「!…」
2階でエレベーターが止まり、誰かが乗ってきた。
「!?…かっ…」(勝己君!!)
爆豪「!…」
私を見て目を見開いた。でもその後、普通にエレベーターに乗った。
「あ…勝己君…6階だよね…押すね。」
爆豪「…いい。ちょうどお前んとこ行く予定だった。」
「え…。」