• テキストサイズ

特別なあなた【僕のヒーローアカデミア 短編集】

第13章 蒼い瞳 荼毘


「!…」


嫌というほど耳にこびりついているその声。ビクッと体がはねた。恐る恐る振り向くと、そこには右手から蒼い炎を出している彼が立っていた。


「っ…あ…ど…どうし…て…ここに…。」


恐怖で足がすくんだ。震えが止まらずその場に座り込んでしまった。


荼毘「あ?俺言ったよなあ?いい子に待ってろよ?って。」


動けない私にお構い無しに近づいてくる彼。


荼毘「なぁ…菜月?」

「っ…!」


彼はしゃがんで私の顔を見つめた。


「ご…めんなさ…ぃ…。」


上手く息が吸えない。今度こそ殺される。
/ 87ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp