第10章 いたずら ホークス
「……よし。」
今日も、覚悟を決めてインターン先の事務所に入る。1年生の時に彼に呼ばれ、今年で3年生になるがインターン先は変えておらず、彼の所で学ばせてもらっている。彼……というのは……
ホークス「やあ、いらっしゃ〜い。」
「…今日も、よろしくお願いします!」
ホークス「はいは〜い。」
彼、ホークス。No.2ヒーローで、個性は剛翼。私の個性と似ていて、私も空を飛べる。だから面白半分で私を呼んでくれたらしい。
ホークス「相変わらず今日も可愛いねぇ?」
「っ…じょ、冗談はやめてくださいっていつも言ってます…。早くパトロールに行きましょう。」
彼はいつもこうして私をからかってくる。しかも顔の距離は近いし、”速すぎる男”と言われているだけあり、顔を近づけてくる時も一瞬で気づいた時にはもう正面にいる。