第9章 きっかけ 轟焦凍side
「!…そ、それは……。」
轟「…」
気まずそうに俯く彼女。
轟「…」(無理か…。)
「い、嫌…なのかな…って…話すの…。」
轟「…?」
「轟君…なんか…クールなイメージで人と群れないっていうか…その……話すのいやかなって思っちゃって…。」
轟「…俺は普通に喋るぞ…?」
「!…そ、そう…なの…?」
轟「あぁ…。」
「!…じゃ、じゃあ!いっぱい話しかけるね!!」
表情が明るくなり、微笑んで俺にそう言う彼女。
轟「…好きだ。」
「…へ?」
轟「…俺も、もっと話しかける…ようにする…。」
「え、あ、う、うん!待ってるね!!」
Fin