第6章 別れ話 爆豪勝己
「!…っぁ…。」
ぼやける視界なんて気にしていられない。私は体の向きを変え、急いで彼の部屋から出ようとするも、腕を掴まれ、ドアは閉められた。
「ご…ごめっ…」
爆豪「ぜってぇ認めねぇ。」
「!…」
そう呟いたあと、彼は優しく私を抱きしめた。
爆豪「…別れるなんてぜってぇ認めねぇ。」
「!…で…も……かっちゃん…暴言…いっぱい吐くから…私の事邪魔なのかと思って…。」
爆豪「邪魔なわけねぇだろ、ぼけ。」
「っ…。」
ぼろぼろと涙はこぼれ落ちる。
爆豪「……1回しか言わねぇ。」
「…?」
爆豪「…愛してる。」
「!……うんっ…!私も…っ…愛してるよ…!」
微笑み、彼の顔を見た。
爆豪「…クソが…2度と別れ話なんてするんじゃねぇぞ。」
そして彼は、私の唇に優しくキスを落としてくれた。
Fin