第5章 70年後のキミへ《ブルック》
『え?今なんて、、、』
ブルックの一人言が聞こえてしまい、リンは思わず顔を赤くする。
すると、ブルックは何か意を決したように立ち上がりリンの方に手を伸ばした。
「あなたがこの宿を海賊専門の宿として有名になりたいのなら、私もルンバー海賊団が世界中に広まるよう努力します。そしていつか世界中の人に愛される海賊に慣れたら、また貴方に会いに行きます。
その時はまたビンクスの酒とまた別の曲をあなたにプレゼントします」
『…ふふっ、約束ですね。』
リンは少し黙ったあと、再び笑いだしブルックの手を握った。