第5章 70年後のキミへ《ブルック》
みんなが驚く中、ブルックは「懐かしいですね〜」と呟いた。
しかし子ども達は信じてないのか、ずっとブルックをジト目で見ていた。
「嘘はダメだよ!」
「え、嘘って思われてるんですか??」
「だって、もう多分その人は90歳だし!!」
「はい、私も90です」
子ども達が知っている、宿屋のおばあさんを惚れさせた相手の特徴をどんどん言っていく。
「頭もアフロで!!」
「はい、私もアフロです」
「音楽好きだし!」
「私の懸賞金をご覧あれ」
ことごとく特徴に当てはまっているブルックに子ども達は、最終手段を使った。
「だってもうその人死んでるんだよ!!!!」
「はい、私一応1回死んでおります。ヨホホホ」
「…本物だ…おばあちゃんに言わないと!!」
1人の子が、そう言うともう1人の子が「でも!!」と言う。
「おばあちゃん今体調崩してて寝たきりじゃん。今感染症が流行ってるから私たちは会えないよ…」
「感染症?」
チョッパーがワードに反応すると子ども達は今はやっている感染について説明した。チョッパーは、流行っている感染症の薬を作れるのか直ぐに子ども達におばあさんの所へ向かわせるよう指示した。