第5章 70年後のキミへ《ブルック》
そんな様子を見た子ども達は、ふふふ。と笑う。
「それはおばあちゃんもわかってると思うよ。けど約束したから…って感じでずっと続けてるの。もう70年目になるよ!!」
「随分と元気がいいババァなんだな」
「ロマンチックねぇ…そんな約束をしたおばあさんの相手ってどんな人なのかしら、、」
ロマンチックと羨ましがるナミにブルックが「あの〜」と少し申し訳なさそうに手を上げる。
いっせいに皆がブルックの方を見つめる。すると、ブルックはすこしはずかしそうにして口を開けた。
「多分それ私です。ヨホホホ!!」
「「「…」」」
一瞬時が止まったあとみんなの叫び声が島中に響き渡った。