第4章 デザートの前に《サンジ》
サザーンっと2人の空間には海の音しか聞こえない。
サンジはゆっくりと手をリンの頬に当てる。
そのまま静かに顔を近づけ、2人の唇が重なった。
『ん…』
「…」
どんどん深くなるキスにリンはついていくのに必死だった。
ゆっくりと唇が離れれば、ハッとしたサンジは慌ててリンに謝る。
「ご、ごめん!レディに手出すなんて、、、俺は最低だ、、」
必死に謝るサンジにリンは頬を赤らめながらも口を開く。
『全然嫌じゃなかった…です…』
「…」
プツンと何かが切れたサンジは、リンの夜食を遠くに退かし静かにリンを押し倒した。