第4章 デザートの前に《サンジ》
そして数日がたった頃。
ナミの叫び声が船全体に響き渡る。
全員が急いでナミの所へ駆けつけると、ナミがルフィを睨みながら「あんた本当になにやってんのよ!!」と新聞を顔に投げつける。
ルフィ含め投げられた新聞を見る。
【世界的美女が多い島。ビューイス島の '' リン女王 ''が行方不明。島の住民《麦らわ帽子をかぶった小僧が女王を抱えてどこかへ向かっていた。》麦わらの一味の誘拐か。】
『何も今更…』
ぼそっとリンが拳を握りしめて呟く。
ブルックが「何か言いました?」と聞くとリンはハッとして、『な、なんでもないです!!』と笑顔を作る。
『ほんとに…皆さん迷惑をかけちゃって…。でもこれは本当に気にしないでください!!多分直ぐに騒ぎはなくなると思うので、、』
そう言うとリンは、必死そうな笑顔を浮かべウソップ達に釣りをする提案をした。
ウソップ達は少し戸惑いながらも、直ぐに盛り上がって言った。
「…」