第4章 デザートの前に《サンジ》
※ここから少し表現が下品です。ご注意ください。
『くっ…けほっけほっ…!!』
食べたい。食べたくない。食べたい。食べたくない。と反対の意志がグルグルとリンの頭を巡る。
確かにサンジが作ってくれたご飯は美味しいと感じたし、もっと食べたかった。しかしリンの体がそれを許してくれない。
『うっ…』
食べたものが出てくる。せっかくコックさんが作ってくれたのに…と思いながらも食べた倍位の量を吐いてしまうリン。
何故自分がこんな体になってしまったのか、、、心当たりは十分にある。
『はぁ…はぁ…』
リンは過去の自分を恨みながらも、押し寄せてくる食べたものを吐き出すことしか出来なかった。