第1章 恋は盲目とはよく言ったものだ。《ロロノア・ゾロ》
「ってわけだ。」
まさか女子だけではなく男子にもバレていたとは考えてなかったリンは心底ガッカリした。
それと同時に少し冷や汗をかいた。
『ねぇゾロ…みんなにバレてるんなら…こんな関係』
「良かったなぁ」
『え?』
ずっと一点を見つめていたゾロはリンに視野を向け余裕のある笑みを浮かべた。
それと同時にリンは余計に汗をかく。
「みんな知ってんなら、もう手加減しなくていいな」
『はぁ?ちょっ…待って…手加減って…
前もしてなかっ』
「してただろ。優しく抱いてやったじゃねぇか」
満月の夜。
1匹のオオカミに彼女は抱かれる。