第3章 有涯《ポートガス・D・エース》
「よぉ、今日はおせぇんだな。寝坊か?」
『うるさい。』
どかっと椅子に座って今日のエースの体温を測ったり、色々検査をする。
エースはずっと話しかけるが、リンは適当に返事をするか無視をしていた。
『アンタってさ、なんで今捕まってるのにそんな呑気に笑ってられるの』
ふと疑問に思ったことを口に出してしまう。エースは少し驚いた顔をしつつも、笑顔で答える。
「まぁ絶対にオヤジが助けてくれるからな!その時はお前も連れていくからな!準備しとけよ!」
『連れていかないで。私海軍なんだから』
エースの白ひげに対する絶対的な信頼はどこから来ているのか。
エースがバカなのか、白ひげが凄いのか。
考えても考えても余計にリンを困惑させるだけだった。