第1章 恋は盲目とはよく言ったものだ。《ロロノア・ゾロ》
その日の夜。
深夜3時頃。静かな海をボーッと眺めながら、ミルクティーを飲んでるとリンの隣にドスンと誰かが座った。
『…随分とご機嫌が悪いことで』
「ほっとけ」
ぐわぁっと大きなあくびをしてリンと静かな海を見つめる。
少し気まずい雰囲気に耐えきれなくなったリンは今日ナミとロビンと話した事をゾロに伝えようとした。
『今日ね』
「なぁ」
同時に話し出したため、また気まずい雰囲気が漂う。
しかしゾロは何事も無かったかのように言葉を続けた。
「俺たちの関係。バレてるぞ。」