第2章 君とタバコ。《スモーカー》
「あ、リンさん。お久しぶりです」
『お、コビーくん』
「お~リンじゃねぇか。久々だなぁ」
『ヘルメット…ヘルメッポくんじゃん。久しぶり』
「お前今ヘルメットって言ったろ」
することが無くなったリンはとりあえず海軍本部を適当に歩いていると、コビーとヘルメッポと出会った。
2人とも忙しいのか大量の資料を持っていた。
『出世したのに相変わらず雑用してんの?』
「いや、これはガープさんのやり残した資料です」
『あの人こういう仕事全然しない人だもんね』
「まったくだ」
あはは。と笑うコビー。ちょうど午後からは何も予定がないので、二人の仕事に付き合うことにした。
資料室に足を運んでいる途中、ヘルメッポがリンに話しかける。
「そういえばお前今日はスモーカーさんの所に行かねぇのか?」
『あぁ、スモーカーさんはたしぎと管轄区域の調査に行ってる。私はお昼から暇だから君たちの仕事のお手伝いをしようとしているわけ。なんて優しいの…私。』
「へーへー、そりゃどうも」
適当にあしらうヘルメッポにリンは思いっきり蹴ってしまった。
ズッコケるヘルメッポ。そしてその周りには大量の資料が散らばったのであった。