第13章 恋焦がれ《サボ×エース》
いつもとは少し違う雰囲気のエースとばったり会ってしまった。
サボとエースはどちらも睨み合っている。
「お前…リンの彼氏か」
「この前はこの子がお世話になったみたいだな…。
人の彼女と2人きりで飯行くとはお前やばいこと気づいてない?」
「やましい事してねぇよ。そんな人を疑ってばっかしてるけど、てめぇこそリンほったらかしにしてよく女と…」
『やめて…!』
私の声に2人はハッとして、口論を辞める。
「ご、ごめん…」と謝るエース。意心地の悪いこの空間にいてもたっても居られなくなり私はその場を去ってしまった。