第13章 恋焦がれ《サボ×エース》
You side
《それでルフィがな》
『ふふっ、なにそれ』
《あ、もうこんな時間だな》
気がつけばエースと長電話をしていた。
外は少しづつ明るくなってきている。もうすぐサボ帰ってくるかな…
『もう朝になるし切るね』
《おう。また月曜日な》
『うん』
《あ、あとよ》
電話を切ろうとするとエースがそれを阻止するように話しかけた。
少し間が空いたあとエースは小さく深呼吸をした。
《いつでも話聞くから。俺お前の悲しそうな顔みたくねえからさ》
『うん。ありがとう。』
そのまま電話を切る。何故か虚しさが湧き上がってきた。