第1章 恋は盲目とはよく言ったものだ。《ロロノア・ゾロ》
ずっと黙ったままのゾロの顔を見れず、下を向いていると急に腕を捕まれ男子部屋に連れていかれる。
『え?ちょっと…ゾロ…!!』
「…」
何も言わないゾロに少し恐怖を感じるが、強い力で引っ張られている腕はなかなか離して貰えない。
バタンとドアと鍵を閉められた途端今度は持ち上げられベッドへ投げられる。
少し涙目になってゾロの方を見れば、ゾロもまた少し悲しそうな顔をしている。
「理由をいえ」
『もう嫌だ。この関係…おかしいよ…』
「そう言ってる割には、お前も良がってたじゃねぇか」
『あれは…』
「お前も結局は快楽に負けんだよ。」
ゾロがなんの話しをしているのか分からずリンは、余計に混乱してしてまう。どんどん脱がされていく服。
ゾロの手を止めようとするも、無理なことは本人もわかっている。
『んっ…ねぇ…やめてっ…』
「俺が今まで…どんな思いをして…」
「な、、、にっ…言ってんの…っ!」
『お前は分からなくていい』
小さく「クソっ…」と呟くゾロ。
また押し寄せてくる快感に耐えるしか無かった。