第10章 へたれ男《コビー》
その様子を見たモンキー・D・ルフィは「どっちだ??」と言っていたがロロノア・ゾロがモンキー・D・ルフィを連れてどこかへ行ってしまった。
2人しか居なくなり、少し緊張感が漂う。
「なななにを言ってるんですかね!あのお二方は!」
『…そうだね』
会話が無くなり再び無言になる。あれ。いっつもどうやって話してたっけ。
するとコビーくんは「リンさん…!」とオドオドとして話しかけてきた。
「本当はまだ言わない予定だったのですが…」
それだけを言うと私の手を掴んで握ってきた。突然の出来事に驚いて目を見開いてしまう。