第10章 へたれ男《コビー》
コビーくんは顔を赤くしながら全力で首を横に振った。
「つつつつつつつつきあってないですよ!!!」
「なんだ?そうなのか?」
『…』
まぁ付き合ってないけど…。そんなに否定しなくても言いじゃん。
モンキー・D・ルフィは「つまんねーのー」なんて言っていたが、近くにいたロロノア・ゾロはニヤニヤして
「付き合ってんのかは知らねぇが、あそこの女海兵は残念そうな顔してるぞ。コビー」
と言えば、コビーくんは「え?」と言って私の方を振り返った。
そして私を見たあと顔を赤くさせて直ぐに顔を逸らした。