第9章 愛して《ドンキホーテ・ドフラミンゴ》
『ちょっ…何するんですか…』
「くくくっ、滑稽だな」
「てめぇっ…!!ぐっ…」
激痛に耐えながらもドフラミンゴに抵抗しようとする男に近づき傷があるところに蹴りを入れる。そうすれば男は声もならない悲鳴を上げ蹲る。
「こいつは俺の女だ。指1本触れたら許さねぇ。分かったな」
'' 俺の女 '' に反応してリンはおもわず顔を赤くする。
その場しのぎの言葉だとしても十分に嬉しかった。
その数分後に主催者が現れ、血まみれになった男を見るがそのまま放置して
「只今から会議を___」
淡々と話すが、リンは全く内容が入ってこない。
チラッとドフラミンゴを見ると退屈なのか足を組んだまま頬杖をついて聞いているだけだった。