第9章 愛して《ドンキホーテ・ドフラミンゴ》
「それで?数週間たった今でも必要最低限の話しかしてくれないし、触れても来ないと。大変だね」
『はぁ〜、地雷踏んだかな〜』
カチカチとライターを付けてタバコをふかせば、綺麗な夜空に煙が登っていく。
結局あれから数週間たつが、ドフラミンゴはリンを極力避けているように感じる。
他のファミリー達も明らかに2人が関わってないのを気にして噂が1人歩きをしていた。
「まぁドフィも何を考えてるんだか」
『それが分かったら苦労しないわよ』
やはりドフラミンゴはリンのことを都合のいい女、または駒としか思っていないんだろうか。
するとコラソンが軽くため息をついてリンに紙を渡した。