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愛していると言ってくれ【ONEPIECE】

第1章 恋は盲目とはよく言ったものだ。《ロロノア・ゾロ》






2人がこういう関係になったのは些細なことがきっかけであった。


当時船番をしていたリンは、ロビンが貸してくれた少し難しそうな本を読みながら時間を潰していた。

深夜2時過ぎ。普段はこの時間に数人は起きていたが連日続いた海軍との戦いに疲れきってそれぞれの部屋で寝ていた。


リンも重たい瞼をなんとか開き、周りに海軍が居ないか確認をしていた。



そして数分たった頃。後ろから「おい。」と声が聞こえた。
振り向くとそこには絶対この時間には起きていないゾロが立っていた。



『どうしたの?』

「お前寝みぃんだろ。俺が変わるから寝とけ」

『いや、今日の船番私だし。ゾロも疲れてるでしょ。』

「俺は今日昼寝したから眠くねぇよ」



そう言いながらも大きいあくびをするゾロに思わず笑っていると、「何笑ってんだよ」と軽めのゲンコツを食らった。




『じゃあ流石に部屋に戻って寝るのはアレだから、ここで仮眠とるね』

「…好きにしろ」













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