第1章 恋は盲目とはよく言ったものだ。《ロロノア・ゾロ》
ナミ達の所へ戻ると、2人とも 随分と早かったのね。と言いリンの椅子を引いた。
2人にお礼を言い、ストンと座る。
「結局なんでサンジくんに呼ばれたの?」
『ん?あぁ、お皿を片付けるのを手伝って欲しいって言われて』
「えぇ!?あの量をこの数分で片付けたの!?」
『いや、ゾロが途中から来たから…』
するとナミは「はは〜ん」と言いロビンはまたクスクスと笑いだした。
「あんたも大変ねぇ〜。」
『え?…なにが?』
「そういう鈍いところもリンらしいわね。ふふっ」
今日は一段とみんなの様子(1部)がおかしい。
するとナミが顔を近づけリンのデコをつつく。
「で、あんたはどう思ってるのよ」
『痛い痛い!!なにが!?』
「ゾロよ!!付き合ってるとまでは思わないけどお互い両片思いみたいな感じなんでしょ!?」
ナミの言葉に思わずリンは黙り込む。
リン自身ゾロの事を好きだと思ったことは無いし、ゾロからも好きと言われたことがない。
ただゾロの性処理の為の行為だと思っていた。
そんな様子を見てロビンは「普通の恋愛じゃなさそうね」と再び微笑んだ。
ナミは「どうしてそんな関係になったの…」と呆れを交えたため息をついた。