第9章 愛して《ドンキホーテ・ドフラミンゴ》
『ほんと、あんたって子どもっぽくないから嫌い』
「奇遇だな。おれもお前のこと嫌いだ」
『口数が減らないガキめ』
「ババァ」
ババァという言葉にカチンときて、グーパンチでローを殴る。
いてっ!!と涙目で睨んでくるローだがリンは気にしない
『私はもっとベビー5のような子がすきだわ』
「はっ、あの女のどこがいいんだよ」
『アンタモテないでしょ』
「その言葉そっくりそのまま返す」
口数の減らないローにイライラしてリンは再び殴ろうとすると、2人しか居ないはずのゴミ捨て場に聞き覚えのある声が聞こえた。
「ロー、リン。そんなところで何をしている」
独特なサングラスをかけている男。
ドンキホーテ・ドフラミンゴだ。彼の思わぬ登場にリンは少し困惑した。