第9章 愛して《ドンキホーテ・ドフラミンゴ》
ドフラミンゴはそのままローとリンを見つめている。
何をしている。と聞かれても世間話をしていた。くらいの事しかしていない。
『特に…少しローと話していただけですが』
「…こんな夜中に?」
『このガキンチョが眠れないので話に付き合ってと言ってきたので』
「は!おい嘘つくんじゃねぇよ!!」
ローの叫びを無視してドフラミンゴを見る。
何を考えているのか全く分からないドフラミンゴは少し笑いリンの顎を掴んだ。
「裏切ったら殺すぞ」
『私がいつあなたを裏切りました?』
「くくくっ…」
このクソガキと裏切り計画なんぞ死んでもするか。
そう思っているリンはドフラミンゴに信用されていない気がして少し悲しく思った。