第9章 愛して《ドンキホーテ・ドフラミンゴ》
『ふーっ』
新しく買ったタバコを口にして、ガラクタの上を座る。
綺麗な満月がリンを照らす。
ふと、人の気配がして後ろを振り向けばローがそこに立っていた。
時刻は朝の4時前。子どもがこんな時間に起きて外に出ているとはなんという不良者だ。
リンは何も言わずにタバコを空い続ければローがガチャガチャと大きな音を立てコケながらもリンの隣に座った。
『世の中のガキンチョは寝てますけど』
「俺はガキじゃねぇ」
『よく言うよ。クソガキだよ。
ははーん、さては怖い夢でも見たか』
「ちげぇよ」
子どもにしてはびっくりするほどの大人っぽさにリンもびっくりするほどだローはよくコラソンにちょっかいをかけていてリンも面白がりながらアドバイスをする事がある。
その後はドフラミンゴに叱られるのだけど。