第8章 とある女が愛されるまで《トラファルガー・ロー》
『あっ…』
「随分と濡れてるな。興奮しているのか?」
そういい、わざとらしく指をグチュグチュと音を立てる。
リンはあまりの羞恥心から顔を真っ赤にしてしまう。
指が1本、2本と増えていく。
思ったよりローの前戯が上手く、軽くいってしまう。
「おい、まだいっていいとは言ってないが」
『っ…ムカつくっ…やっ…ぁ…』
リンの弱いところ周辺に指を這わせる。わざと もどかしい所に指を当てればリンは不服そうにローを見る。
「なんだ」
『ほんと…性格悪い…』
自然と腰が動いてしまい、リンは気持ちいいところに当てようとする。
しかしローがすかさず外し、リンの反応を楽しんでいた。