第8章 とある女が愛されるまで《トラファルガー・ロー》
「黙って聞いていればデタラメな事をよくポンポン言えたもんだ。」
ローは舌なめずりをしてリンに顔をちかづける。
今まで見た事がない男の顔をしたローにリンは 少し恐怖心を覚える。
しかし彼女も元はと言えば娼婦。ローの期待に応えようとローを挑発した。
ローは表情ひとつ変えずにリンを見た。
「お前、多分後で後悔するからな」
『それはこっちのセリフ。』
ローはフッと笑うとリンと自分の唇を優しく重ねた。
最初は優しく。苦しくなってリンが少し口を開ければすかさず舌が入ってくる。
味わうようにキスをするローにリンはついて行くのに必死だった。
『(なにこれ…なんでキスだけで…)』
そう思った矢先、下半身に違和感を覚える。
いつの間にかローの指がリンのソコに指を這わせていた。