第8章 とある女が愛されるまで《トラファルガー・ロー》
次の日の11時頃。早速リンはローの部屋に行った。
相変わらずノックをせずに入り、椅子に座る。
ローはため息をつきながらも体調を聞き、メモをする。
一通り聞き終わると、ズボンや下着を脱ぐように指示する。
『上は脱がなくて大丈夫ですか?』
「…これは診断だ。そのような目的でやってる訳じゃねぇ」
リンは面白くなさそうに返事をして下着まで脱いだ。
カチカチと音を鳴らし、ローはリンのソコを見てはメモをつけていた。
『…』
リンはじっとしながら、バレないようにローの下半身を見た。
恐ろしいことに全く勃っていない。リンは少し驚いた。