第8章 とある女が愛されるまで《トラファルガー・ロー》
ノックもせずに部屋に入れば、本を読んでいたローに睨まれる。
恐らくノックぐらいしろという目で見ている。
リンはそんな事も気にせずにローにこれからの事を聞く。
『私全く戦闘能力ないんですけど大丈夫なんですか?』
「それは心配ない。それより明日の事からだが___」
ローが明日からのスケジュールを軽く説明する。
リンは興味無さそうにしつつもちゃんと聞いていた。
『私なかなかハードですよね…』
「治すためだ。とりあえず毎日11時頃俺の部屋に来い。
その時に体調や検温をする。その後辛いだろうが脱いでもらうからな」
『はーい』
元々娼婦をやっていたからか、それとも診断の為かリンは脱げと言ってもなんも嫌がらずに脱ぐタイプの人だった。
とりあえず時間も時間なのでリンを部屋に返し ローは読書を続けた。