第8章 とある女が愛されるまで《トラファルガー・ロー》
検査が終われば、ローは直ぐにリンを部屋から出した。
そして数十分後の昼食の際に薬を出される。
初めての薬は3錠だった。
薬が苦手はリンは目の前にある美味しそうなご飯にここ躍らせながらも あとから飲まないと行けない薬にガッカリしていた。
「何をしている早く飲め」
ご飯を食べ終わり薬を目の前に葛藤していたリンにローがクギをさした。
バレないように捨てようとも考えたが、何故か目の前にローが座っているため捨てようにも捨てれない。
『私薬嫌いです』
「しらねぇよ。早く飲め」
『…』
意を決して薬を飲む。錠剤だが少し苦味を感じるためリンは顔を歪ませる。
飲み終わり不味ー!!と舌を出せばローから軽く叩かれる。
『いたっ!何するんですか!』
「…別に」
リンが薬を飲み終わったことを確認すると、部屋に戻って言った。