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愛していると言ってくれ【ONEPIECE】

第8章 とある女が愛されるまで《トラファルガー・ロー》






「いくら借金が余っている。」

「だからコイツは」

「まぁもう借金は返済し終わっていると思うがな」



ローがそう言うと 密かに店主が動揺した。
見逃さなかったローは店主に刀を向けて、言い放った。



「俺たちは海賊だ。自分たちの道を生きる。

よってこの女を患者としてこちらに迎え入れるが借金はいくらあるんだ」



圧を込めて言うと、店主は小さく「ヒッ…」と声を漏らし震え出した。
リンはやりすぎと思ったが 店主には対して思入れもなかったため見ることしか出来なかった。


「こいつの借金は…もう返済終わってるよ…」

「…そうだろうな」

「はっ、早くこの女連れて出て言ってくれ!!店が始まっちまう!これを見られたら俺の店終わっちまう!!」



どこまでも残忍な奴だ。ローはそう思い、リンに必要最低限の荷物を持ってくるように行った。


『いや、いいですこのままで行きます。』

「いいのか?」

『はい。別に服はまた買えばいいし』


リンがそう言うと、ローは何も言わずに店を出ていった。



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