第7章 花言葉《モンキー・D・ルフィ》
《海賊王に俺はなる!!!》
港へ行くと、既に出航した海賊船が見える。
結局リンは行かないという選択肢を取った。
ルフィも初めはその答えに納得してくれず、何度もリンを説得させた。
「なんでだよ!!戦いは仕方ねぇけどお前は俺たちが守るから!」
『…それでも私はこの島が大好きですので』
そう言うとルフィは何も言わずどこかへ去ってしまった。
怒らせてしまったのだろうか。心配していたが、ルフィは数十分後に花を何束かもって戻ってきた。
「枯らしたら殴るからな」
『これって…』
「ちゃんと花言葉も知ってる」
よく見ると、「君ありて幸福」と言う意味が込められた赤いゼラニウム。「感謝」の意味が込められたカスミソウ。「恋の喜び」の意味が込められたアザレアなどが沢山あった。
リンはふふっと笑うとルフィに自分が毎日肩身離さず持っていた本を渡した。